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RYUSUKE FUDA

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落ちこぼれてエベレスト

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初めて野口健を知ったのは小学校の時、我が家では毎日朝ごはんの時にラジオを流していた。そこの5分くらいのワンコーナーで毎日野口健が喋っていた。

「みなさんおはようございます。アルピニスト野口健です。富士清掃登山…」

てな感じで、とりあえずそれで富士山にはゴミが大量にあって、それをこの野口健が登山しながらゴミを拾ってる事だけは覚えている。そこからちょくちょくバラエティーでも見るようになった。まぁ登山の何かの最年少記録を持ってるくらいは知ってた。

この本は野口健の生い立ちから世界最年少で七大陸最高峰登頂までが書かれている。はっきりいって野口健は全然順調じゃない。まぁ題名が”落ちこぼれてエベレスト”だしな。ただ、ガッツというか負けん気というか、そこが人並みはずれてる。そして何よりも植村直己の影響をものすごく受けているのが分かった。私がこの前読んだ植村直己著の青春を山に賭けてを読んで当時勉強もできず、やりたいこともなかった野口健は山に目覚める。本の最後でも”僕は植村直己さんの弟子なんですから…”と自分で言っている。なので登山のスタイルもその土地や人、シェルパを大事にする姿勢が同じ。

それにしても植村直己も野口健もそうだけど登山家は登頂した瞬間に次はあそこに登ろうと決意してる。そういうもんなんかな。それにしてもエベレストは別格だな。空気もたっぷりある平和なソファで読んでてもこっちが息苦しくなる。

かつて、チベット側からこの山の登頂を目指したロシア人の男性とアメリカ人女性のカップルがいた。山頂を目前にして、妻が力尽き、「私はここで待ってるから、あなただけでも登頂して」と夫を見送った。夫が登頂して妻のところに戻ってきた時には、妻の両足はすでに凍傷にやられていて、一歩も歩けない状態だった。上半身は何の問題もなく意識はしっかりしている。夫は最終キャンプまで戻って、酸素ボンベとお茶を持ってきて妻を元気付けた。足をマッサージした。だが、妻は歩けない。日が暮れ始め、夫はどうしようもないことを悟り、そこからジャンプしたという。妻の目の前で自らの命を絶ったのだ。その夜、妻は凍死した。この夫婦の間で交わされた会話、そして各々が援助を求める声は無線で逐一下のキャンプに届いていた。だが、誰もも彼らを助けることはできなかった。標高8000メートルというのは、そういう世界だ。











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